【東京都】ソフトサラミ|株式会社大多摩ハム小林商会

【東京都】ソフトサラミ|株式会社大多摩ハム小林商会

2022/1月/02

〇戦前から続く本場ドイツの味

 大多摩ハム小林商会は、大正時代にドイツ軍技師のアーグスローマイヤさんに、3代目社長である小林さんの祖父が10年間ほど弟子入りし、1932年に独立されて小林ハム商会を設立されました。日本のハム会社の中で、戦前から営業され、ドイツ人直伝レシピでハムを作っている会社は少なく、とても歴史のある会社であるとお伺いしました。
 小林さんもドイツに留学し、本場ドイツのハム・ソーセージの技術を学び日本に帰国後、商品に取り入れ現在も様々な商品を作られています。
 2000年には、五感で楽しめるドイツ式文化を日本に取り入れたレストランもオープンされています。レストランは、内観はもちろんのこと、建物や空間もドイツ式にこだわって作られているため、日本にいながらドイツに旅行に行ったような気持ちにさせてくれます。

〇安心・安全の美味しさの秘密

商品のこだわりは国産のお肉を使用し、増量目的の添加物は使わず、必要最低限の添加物しか使用していないことで、お子さんにも安心・安全で食べて頂くことができます。
 今回ご提供いただいたソフトサラミは、ドイツの伝統的な技法で作られており、普通のサラミとは違い硬くないため、そのままパンにのせて食べたり、おつまみとして食べることができます。少量のソフトサラミでも、お酒が進む味となっています。
 マリアージュをする際には、ビール、ワイン、日本酒どのお酒でも合いますが、深い味には深いお酒があうとのことなので是非お酒を片手に楽しんでみてはいかがでしょうか?

大多摩ハム店舗外観

〇今後の展開

 現在も様々な挑戦をされていますが、今後も技術の芯はぶらすことなく、お客様の声を聞きながらさらに食べやすいもの、お客様が求めているものに対して、敏感にアンテナをはり商品を開発されていくそうです。
 大多摩ハムの商品は、全国のハム業界のなかで唯一、東京都指定の特産として承認されていたり、様々な賞を獲得されたりしています。賞の獲得は、毎日精神誠意心を込めて作っておられる日々の賜物であると言えるのではないでしょうか?
 今後はハム・ソーセージの魅力を余すことなく伝えるために、相性の良いお酒やビールなどとコラボし、より良いマリアージュを提供していきたいと語ってくださいました。

〇取材した感想

 3代目社長の小林さんは事業継承をするため、本場ドイツで修業を考えて大学生の頃からドイツ語を学ばれていたという、目標を明確に持たれている経営者です。事業を継続、発展させるためにお客様の声を直接聞ける場としてレストランを開設され、マーケットインの戦術を講じながら、お客様の憩いの場になる様な工夫もされています。取材後は地元の方で賑わうレストランでとても美味しいランチを頂き、まるでドイツにいるような気分で至福のひとときを過ごさせて頂きました。(取材:畠山真紀子、文:栗山智帆)

◆会社情報

サイト:大多摩ハム ネットショップ
住所:東京都福生市福生785